カテゴリー別アーカイブ: 古紙回収

大阪で業績をあげている大阪クリエイト株式会社を中心に古紙やリサイクルの事を過去の書籍から実数をあげて説明しています。

あれも再生紙(古紙)洋紙編

王子製紙著書:最新紙のリサイクル100の知識より発行された本より抜粋した内容を記事に取り上げていいます。1998年のものなので古い情報ですが、古いが故に他にないものかもしれないと思って掲載しました。オリジナルがご入用な方は一度アマゾンで問い合わせてみてください。大抵は図書館に行けばおいてあるかと思います。

洋紙は、板紙ほど再生紙化されていません。古紙パルプ配合率も低いといえます。ですが、上質紙・上質コート紙などを除けば、中質紙などはほとんど再生紙であるといえますし、その商品例も数多くあります。

ちょっとみてみましょう。

 〈新聞紙〉

 日本で使用されている新聞用紙は、ほとんど全部が再生紙で古紙パルプ配合率は約40%。輸入された新聞用紙の大部分には古紙が入っていないため、使用後は良質な古紙として生まれ変わります。

 〈書籍・教科書〉

 この分野の印刷用紙には、高級書籍・教科書を除いてほとんどに再生紙が使用されていますが、古紙配合率はさほど高くなく、20%~40%。教科書用紙に関しては再生紙化が本格化し、平成10年度の使用分の一部より古紙パルプ30%配合の教科書もお目見えしています。

 〈雑誌〉

 週刊誌についていうと、表紙およびセンターページ等には、古紙パルプを含まない上質コート紙・アート紙が使われていますが、大部分を占める本文用紙のほとんどは再生紙です。古紙配合率は20%~60%とばらつきがあります。パンフレット、カタログ誌などについては、従来は表紙・本文用紙とも主に上質コート紙、アート紙が使用されていました。しかし、比較的色の白い再生紙(コート紙)がどんどん使用されているのが最近の傾向です。古紙配合率は、高白色が要求されるため10%~40%と低めになります。

〈チラシ〉

上質コート紙・上質紙・中質コート紙・中質紙等、種々の紙が使われています。中質系の紙はほとんどが再生紙で、古紙パルプ配合率は40%~80%位ですが、中には100%に達するものも出ています。

〈トイレットペーパー〉

古くから古紙パルプが使用されており、古紙配合率も非常に高く、100%に達するものもあります。

〈はがき・国勢調査用紙〉

官製(郵政省の発行)のはがきは、季節はがき(カモメール・年賀はがき40%古紙)を中心に再生紙となっており、近年中に大部分のものが再生紙に変わる可能性は十分にあると考えられます。 1990年度国勢調査が実施され、調査用の紙として初めて再生紙が採用されました。

〈その他〉

 その他の用途の紙についても再生紙化が進んでいます。すべての用途に再生紙が使用できるとは限りませんが、大部分の用途にほとんど問題なく再生紙が使用できるものと考えています。

再生紙(古紙)とは何か

 王子製紙著書:最新紙のリサイクル100の知識より発行された本より抜粋した内容を記事に取り上げていいます。1998年のものなので古い情報ですが、古いが故に他にないものかもしれないと思って掲載しました。オリジナルがご入用な方は一度アマゾンで問い合わせてみてください。大抵は図書館に行けばおいてあるかと思います。

再生紙という言葉は10年ほど前にマスコミによって作られたもので、今だにはっきりとした定義はありません。嬰するに占紙(購人古紙=一皮使用された後、回収され製紙会社によって購入されたもの)が使用された紙を指すのであって、古紙を100%含む紙も10%含む紙もいずれも再生紙となっていますが、古紙配合率を明確にして定義すべきだという声もあります。他にも、古紙再生紙、リサイクルペーパー、リフレッシュペーパー等、いろいろによばれています。

 再生紙は、古くは平安時代から漉き返し紙として作られていたようです。現代ではティッシュや靴の箱等でおなじみの板紙の分野から、古紙利用は始まりました。次いで、印刷所・紙加エメーカーから発生する印刷インキのついていない古紙が洋紙の分野にも入ってきました。しかし、そういった印刷インキのついていない古紙(産業古紙)の発生量は少なく、限りがあります。その後、脱墨(印刷インキの除去)設備が導入され、印刷された古紙が脱墨されて使用され始めたのは昭和三〇年代となります。

 古紙使用比率は、九六年現在で板紙で約88%、洋紙で約二七賢となっています。板紙に使用される古紙は、段ボール古紙・雑誌古紙・新聞古紙などです。それらは、パルパー(ミキサーの大型といえるでしょう。紙は一本一本の繊維にまでバラバラにされます)で離解され、そのまま簡単なスクリーン処理をしてパルプ原料に使用されるのです。洋紙を同様の方法で処理すると、インキのついた古紙が色のついたチリとなってしまうので、脱墨処理されたものが主に使用されます。脱墨されて使用されるのは、主に新聞古紙と模造古紙(コンピュータアウトプット紙・コピー紙等の上質系の古紙)です。

 板紙と洋紙とで、古紙パルプ配合率になぜこのような差があるのでしょう。板紙は大部分が多層抄の紙ですから、外観上さほど問題視されないので、紙の中潜・裏層には多量の古紙パルプが使用できるのです。一方、洋紙は裏も表も同じように重要ですから、脱墨された古紙パルプですら多量に配合することが難しくなるわけです。しかし、脱墨の技術・漂白の技術とも大変進歩していて、最近では脱墨パルプを100%配合していても、見ためはバージンパルプー100%の紙と遜色ないものまで生まれています。現在では市場に出ている紙のうち、古紙を全く使用しない製品が少ないくらいにまでなってきました。100%バージンパルプ使用のティッシュペーパーなども、いずれは再生紙に変わっていく可能性があるといえるでしょう。